【レシピ】海外で簡単手作り納豆!ドイツで納豆を沢山食べるには?

4 min

納豆は好きですか?
納豆を毎朝食べるご家庭も多いのではないでしょうか?

我が家も例にもれず納豆大好き一家です。
ご飯に乗せたり、海苔で巻いたり、パスタに和えたり、そのまま食べたり・・・毎日のように納豆を食べています。

海外に住んでいても毎日納豆が食べたい!

そんな思いから、我が家では納豆を手作り(培養)しています。

今回は海外でも簡単にできる納豆の手作りレシピについてご紹介します!

納豆は海外で買えるの?

アジア系スーパーマーケットや日系スーパーマーケットなどで購入が可能です!

アメリカのロサンゼルスでは健康ブームに乗っかり、普通の一般スーパーマーケットでも購入することが可能でした。

ドイツのベルリンでは、ほとんどのアジア系スーパーにて納豆を買うことができます。
冷凍の状態で売られていることが多いので、ベルリンで納豆を購入する時は『冷蔵棚』ではなく『冷凍棚』をチェックしてください。

普通に買おうと思えば買えるので、それを買って食べればいいのですが・・・

問題は納豆の価格です。

ベルリンで買う納豆はとにかく高級品です!

4パックセットで4ユーロ〜5ユーロほどのお値段がします。

つまり納豆1パックあたり、1ユーロ〜1.5ユーロ !

日本にいた頃の値段を考えると約三倍〜四倍のお値段です。

我が家の場合、毎日納豆を一人1パックは食べます。
普通に購入して食べていると・・・

1ヶ月あたりなんと納豆代が100ユーロほどかかることになります!

  • 納豆は海外でも購入可能(アジア系スーパーマーケットの冷凍棚をチェック!)
  • ベルリンでは値段は1パック当たり1ユーロから1.5ユーロ

家で納豆を作る!

納豆を手作りする際、ヨーグルトメーカーや炊飯器を使うやり方もあります。
しかし、残念ながら我が家にはそのどちらもありません。

そのため、今回ご紹介するレシピは非常にオーソドックスな作り方となります。

納豆の手作りレシピ

【材料】

  • 乾燥大豆
  • 納豆1パック(何でも可)

【使用する調理器具】

  • 大きめの鍋
  • 灰汁取りに使うお玉
  • ゴムベラもしくは木杓
  • ザル
  • 保存用タッパー

【所要時間目安】

  • 大豆を戻す: 半日(一晩)
  • 煮る時間: 4〜5時間
  • 発酵: 約24時間から36時間
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乾燥大豆

まず乾燥大豆を購入します。
これもアジア系マーケットで購入が可能です。
ただし売っていないお店も結構ありますので、注意してください。

水煮大豆で作るやり方もありますが、我が家では乾燥大豆を使っています。

私はベトナム系スーパーマーケット、もしくはAmazon.deで乾燥大豆を購入しています。

画像の大豆は520g。お値段は約3.5ユーロ でした。

我が家の場合、大体520gで2週間毎日納豆が食べられます。

家庭にある大きめの鍋で、一回に500gほど茹でられますので目安にしてください。

500g以上の大豆を茹でるとなると、炊き出しに使うような相当大きな鍋が必要になりますので注意です。
大豆が水を吸収すると量が1.5倍ほどまで増えます。

乾燥の状態でお鍋の半分ぐらいまでに納まるようにしてください。

また培養の為の納豆も忘れずに購入してください。
納豆は一回の作成につき1パックのみ使い、あとは冷凍庫での保存が可能です。

  • 大豆はアジア系マーケットで購入可能。Amazonなどのネットでも購入可。
  • 家庭用の鍋(大)で約500gの大豆が茹でられる。
  • 次回に種にする納豆は冷凍保存しておく

手順① 大豆を洗う

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大豆をザルでやさしく洗う

まずは、大豆をザルに入れ洗います。

この時、がしがしと強く洗ってしまうと豆と皮がばらばらになってしまいます。
納豆にした時に口当たりが悪くなりますので注意が必要です。

必ず流水で優しく洗ってください。

この時の大豆は乾燥しているので、丸い形をしています。
水分を吸収するとおなじみの楕円のような豆の形になりますので心配無用です!

手順② 大豆に水を吸収させる

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大豆を給水させる(一晩〜半日)

納豆を洗い終わったら鍋に移し、水を加えます。

この時、水は必ず「たっぷり」入れてください。

水の量が少ないと大豆が十分に水を吸収できません。お鍋の蓋ぎりぎりまで水をいれて大丈夫です。

この状態にて半日から一晩放置します。
大豆に水を吸収させ大豆を戻していきます。

手順③ 大豆を煮る

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大豆を煮る(4〜5時間)

大豆を戻し終わると、大豆の形が「丸」→「楕円」へ変わります。
一晩たってずいぶん大豆の量(かさ)も増えています。

さて、今度はその豆を煮ていく作業です。

水で戻した鍋をごく弱火にかけ、4時間から5時間程じっくりと煮ていきます。

火の強さは最初からごく弱火で大丈夫です。
焦らずじっくりじっくり煮てください。
煮る前にもし水が減っていたら水を足してください。

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あく取りをする

しばらく煮ていると大豆から大量の灰汁がでてきます。

灰汁は丁寧にお玉などで取り除いてください。

また上の豆の重みで下の豆が潰れてしまうことがあります。

時折、豆を潰さないように優しく底からかき混ぜてください。

豆の煮上がる時間はまちまちです。

我が家は固めが好きなので4時間程で煮る作業は終了させています。
柔らかい納豆がお好みでしたら少しそれよりも長く煮てください。

大体4時間を目安に大豆を都度味見をし、好みの硬さに仕上がったら煮る作業を終了してください。

また大豆を煮始める前に冷凍納豆を冷凍庫からとりだし、常温にて解凍させておきましょう。
そうすることにより、使用時にちょうど良い状態になります!

手順④ 納豆菌の植え付け

ここからはスピード作業になりますので手早く行ってください。
またなるべく別の雑菌が混らないよう注意が必要です。

私はこの作業をする時は「しっかりと手を洗い」「マスク・手袋」をつけて行っています。
「作業中に会話しない」なども重要です。

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煮上がった納豆

煮終わった大豆をザルに移し水を切ります。

熱いので火傷しないように注意してください。

水を切ったらすぐに元の鍋に戻します。

大豆を鍋に戻したら、常温に置いてあった納豆(種)1パックを大豆に加えます。
納豆を加えたら、優しく豆をつぶさないようにかき混ぜましょう。

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キッチンペーパーをはさんでふたをする。

混ぜ終わったら、水気をとる為にキッチンペーパーを鍋の上にのせ、軽く蓋をのせます。

画像だと少しわかりにくいですが・・・
鍋と鍋の蓋の間に隙間があるようにしてください。
少し浮かせた状態で蓋をしめます。

発酵には空気が必要ですので、きちんと蓋を閉めてしまうと納豆菌が呼吸できなくなり発酵が進みません。

納豆菌の植え付けが終わったら、そのまま温度が30度前後の場所に放置します。
冷蔵庫の上や電化製品のそばですと温度が確保しやすいです。

我が家では夏場は日当たりの良い場所に放置し、冬場はヒーターの上に置いています。

納豆菌を植え付けた時点で小分けにしても良いのですが、せっかく鍋が暖まっている状態なので我が家では鍋のまま発酵作業をしています。

ただし鍋で発酵作業をする場合は、上の大豆の重みで下の大豆が潰れてしまうことがあります。
数時間に一度優しくかき混ぜましょう。

手順⑤ 発酵→小分け

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発酵後の納豆

鍋での発酵は約半日行い、その後タッパーなどの清潔な容器に小分けをして保存します。

この時点での発酵はまだ中間地点になります。

小分けしたタッパーの納豆を冷蔵庫で半日から1日熟成させます。

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冷蔵庫で追加の発酵

1週間以内に食べ切れる量でしたら冷蔵庫の保管で大丈夫ですが、それ以上の保存はアンモニア臭が出てきてしまいます。

1週間以内に食べきれない時は、冷凍庫の保管がおすすめです。

我が家では常に2パック冷蔵庫にある状態にしています。
そして食べ終わったら都度、冷凍庫から冷蔵庫に移して発酵させています。

後はお好みでお召し上がりください!

  • 鍋での発酵は半日まで。
  • その後は小分けにして冷蔵庫で半日から1日発酵させる。
  • すぐに食べない納豆は冷凍庫で保管する。

おまけ:手作り納豆タレのレシピ

手作り納豆を作ると当然の事ながらタレはついてきません。

醤油だけでも美味しいのですが、納豆のタレで納豆を食べたい方のために簡単なレシピをご紹介します。

【材料】

  • 水: 大さじ1と1/2
  • 和風顆粒出汁の素: ひとつまみ
  • 醤油: 大さじ1
  • みりん: 大さじ1/2

【作り方】

  1. 材料をすべて混ぜる
  2. 軽くラップをして、電子レンジで20秒チン!(もしくは小鍋で煮切る)

納豆のタレは簡単に作れますよ!

最後に・・・

海外生活をしていると日本の味が無性に恋しくなるものです。
少し時間と手間はかかりますが、海外でも美味しい納豆をたらふく食べることは可能です!

どうぞ手作り納豆作りにぜひチャレンジしてみてください!

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