ついに日本でもコロナウィルスによる緊急事態宣言が発令されました。
ここドイツでは3月17日より外出の自粛が始まっています。
家に閉じ籠るのはとても大変で変化がないことが本当に辛く感じられます。
そこで我が家ではどうせ外に出られないなら・・・と、ニンニクを大量に食べることにしました!
少し前に松屋で販売され話題になった、お料理のレシピをご紹介します。
ニンニクがっつり料理シュクメルリ
今回はこちらの『シュクメルリ』の詳しい作り方です!
このレシピはシュクメルリの国ジョージアの隣、トルコからやってきた友人に教えてもらったレシピです。
彼のくれたレシピはとってもアバウトなので、分量などは自分なりのアレンジを加えています。
レシピはとっても簡単です。
材料も日本でも手に入れやすい物ですので、とても作りやすいですよ!
目次
ジョージアってどんな国?
ジョージアはユーラシア大陸の黒海の東に位置する小さな国です。
少し前までは日本語ではグルジアと呼ばれていた国。ロシアとトルコに挟まれた東ヨーロッパの国です。
ヨーロッパの端っこにある為、ヨーロッパ文化とコーカサス文化が織り混じったとてもオリエンタルで素敵な国だそうです。
美しい景色と美食文化で、観光に訪れた人はみんな大満足できる国だとか・・・!
私もいつか是非訪れてみたい国の一つです。
シュクメルリって?
シュクメルリはジョージアの伝統的なお料理の一つです。
『シュクメルリ』とは元々はジョージアにある村の名前だそうです。
鶏肉、牛乳そしてニンニクを使った、世界一美味しくニンニクを食べられる料理とも言われているそうです!
最近、日本の牛丼屋チェーン店松屋がメニューとして提供したことで、一時期日本でも話題になりましたね!
今回の作り方も、トルコ人の友人に『シュクメルリ』について尋ねたところ詳しいレシピを教えてもらうことができました。
【レシピ】シュクメルリの作り方
それではさっそくシュクメルリを作っていきましょう。
まずは材料です。
材料
【材料】(約4人前)
- 鶏もも肉(骨付き)もしくは 鶏ムネ肉 500g
- ニンニク 丸ごと3玉以上
- バター 30g
- サワークリーム 100g
- 牛乳 300ml
- ハーブ(コリアンダーなど) *無くても大丈夫!
- 塩 少々
- ホワイトペッパー 少々
分量はおよそです。目安にしてください。
まず、鶏肉についてです。
鶏肉は、骨付き肉を使った方が骨から出汁がでるので美味しいそうです。
ドイツですと解体した鶏モモ肉が非常に手に入りにくいのですが、逆に骨付き鶏モモ肉ならばどこでも買うことができます。
ちなみにドイツでは日本とは逆で、鶏ムネ肉はモモ肉よりも高級品です。
今回は骨付きの鶏もも肉は、子供が食べやすいように手羽元と身の部分で解体して料理しました。
シュクメルリは『ニンニクを食べる料理』です!
そのため、ニンニクは惜しまず使ってください。
小さめのニンニクでしたら4玉〜5玉使っても大丈夫です。
さらに濃厚なお味にしたいときは、生クリームを追加したりバターを多めにしてください。
今回は普通の牛乳が手に入らなかったので、低脂肪乳を使っています。
通常の牛乳を使用した方が少し濃厚になります。
手順① 鶏モモ肉を焼く → オーブンへ
① オーブンの余熱を始めます。温度は200℃〜230℃です。
お使いのオーブンに合わせて調整してください。
② 鶏モモ肉を解体します。
骨はなるべく残し、筋や脂肪をキッチンバサミなどで取り除いてください。
でも煮込み料理なので、そこまで神経質にやらなくても大丈夫です。
③ 鶏肉の水気をキッチンペーパーなどで取り除きます。
両面に塩・ホワイトペッパー(分量外)をふって下味をつけます。
④ 温めたフライパン(あればオーブン可な物)に、バター30gをいれ鶏モモ肉を投入します。
溶けたバターと絡めるようにして、鶏肉の両面を焼いていきます。
*この後、オーブンでグリルしますので軽く両面に焼き目がつく程度でOKです。
中までしっかり火が通ってなくても大丈夫です。
⑤ フライパンで焼き終わったらオーブンで焼いていきます。
オーブン可のフライパンであればそのままでOKです。
もしくは耐熱の器に移し、200℃〜230℃のオーブンで約30分間じっくり焼いていきます。
今回、我が家では鶏皮はそのままで料理しています。
しかし本場のシュクメルリは、鶏皮を剥がしてから調理するそうです。
オーブン内で使用しているのはIKEAのオーブン使用可のフライパンです。
コンロで焼いた後そのままオーブンにいれています。
オーブンが家庭に無い家庭や、オーブンが小さくて焼きにくい場合は、鶏肉をフライパンでそのまま焼いても大丈夫です。
その場合は鶏肉を抑えるように蓋をして、20分から30分程弱火でじっくりグリルしてください!
手順② ニンニクをみじん切りにする
鶏肉を焼いている間に、ニンニクをみじん切りにしていきます。
ちょっとニンニク多すぎ・・・・?
と、思うぐらいたっぷり使うのが、シュクメルリを美味しく作るポイントだそうですよ!
手順③ 煮込む
① 30分ほどかけて鶏肉を焼いたら、オーブンから取り出します。
火傷に注意してください。
オーブンを開けると、今すぐ食べたくなるようなめちゃくちゃいい香りです!
② 一旦フライパンから焼けた鶏肉を取り出します。
鶏肉からでた油はそのままで、同じフライパンを使ってニンニクを炒めます。
③ ニンニクの香りが立ってきたらサワークリーム100g・牛乳300ml・ハーブを加えます。
そのまま、5分ほど煮立てていきます。
④ ソースがとろりとしてきたら鶏肉をフライパンに戻します。
そのまま少し追加で煮て味見をします。
最後に塩・胡椒で追加の味付けをしたら完成です!
さて気になるお味は・・・?
とにかくニンニクがガツンときいていて、ワインにぴったりです!
鶏肉はホロホロで柔らかく、ソースは濃厚で一滴残らず平らげてしまいました。
バゲットなどのパンなどにつけて食べても、本当に美味しくてとってもおすすめです。
ただし、大量のニンニクを使用しているので食べた後はかなり臭います。
人に会う約束がある時は、おすすめできないお料理です!
今回トルコ人に教えてもらったシュクメルリのレシピは、とても簡単で美味しくできましたので是非試して欲しいレシピです!
外出自粛期間中は、どうぞ是非普段ならば食べられないものにチャレンジしていきましょう!
少しでも楽しく過ごせますように!