お米は日本人の食卓にかかせない大事な主食です。
主食はもちろん他にもパンにパスタと色々あります。
でも、必ず1日1食はご飯を食べないと落ち着かないという方も多いのではないでしょうか?
我が家はさほどのお米好きではなく、週に数回しかお米を炊きません。
しかし、やはりお米ご飯を食べると「日本人」である事を実感します。
そんな日本人にとって大切な「ご飯」ですが、海外で日本のご飯は食べられるのか?
ドイツでおいしいご飯を手に入れる方法を今回はご紹介します。
目次
日本のお米はどこで買える?
アジア系スーパーで日本のお米が買える!
一番簡単で確実なのがこの方法です。
大抵どこの街にもアジア系スーパーはあり、そこでお米を買うことができます。
しかし、一口にお米と言っても販売されている種類は実に様々です。
日本のお米の見分け方です。
- 日本の国旗が描いてある
- 日本語で商品名が書いてある
- 「Sushi Reis(寿司ライス)」と書いてある
上の3つの内に当てはまれば、恐らくは普段私たちが日本で食べているお米の種類です。
ちなみに日本からの輸入品もありますが、イタリア産のお米が多いのも特徴です。
また、日本の食材を専門に扱っている日系の小売店もあります。
配達サービスを行っているお店であれば、ネットで注文しエリア内であれば配達を頼むこともできます。
私自身もやはり日系小売店が一番安心してお買い物する事ができます。
欠点といえばついつい書いすぎたり、注文しすぎてしまうことです・・・。
地元スーパーマーケットで買える日本のお米
大手スーパーマーケットの一つであるREWEでも日本米を買う事ができます。
「寿司ライス」と書いてありますが、極々普通のお米です。
お値段は、500gで1.9ユーロ です。
1kgあたり3.8ユーロ なので、日本円にしても普通のお値段のお米です。
代替品には Milchreis をおすすめ
アジア系スーパーが近くにない場合や、配達エリア外の場合はどのように日本のお米を手に入れるとよいのでしょうか?
こちらではドイツの一般的なスーパーマーケットで購入可能な日本の米の代替品をご紹介します。
日本のお米の代わりに、現地の日本人によく食べられているのはこちらのお米です。
「Milchreis(ミルヒライス)」
Milchreisってなに?
Milchreisはドイツのスーパーマーケットなどで売られている「ミルク粥(みるくがゆ)」専用のお米です。
実は、ミルク粥はスタジオジブリの人気作品「魔女の宅急便」でも登場しています。
風邪をひいたキキの為に、パン屋のおかみさんが「ミルク粥」を作ってくれているシーンがあります。
あのミルク粥というものを食べてみたい!
実はミルク粥を食べるのは私の子供の頃の夢でした!
Milchreis をドイツ語から翻訳してみると・・・
「Milch → ミルク」「Reis → 米」
日本語に直訳すると「ミルク米」になります。
ドイツのミルク粥について
ドイツのミルク粥についてご紹介します。
ミルク粥はその名の通り、お米をミルクでコトコトと煮て「おかゆ」にした物です。
日本のお粥のように塩気があるわけではなく甘味があります。
そして、そこにさらにチェリーなどの甘いジャムなどを添えていただきます。
子供達の通う小学校でも給食に度々このミルク粥が登場します。
が、・・・残念ながら超不人気メニューだそうです。
娘曰く、完食する子はほぼいないそうです。
お残しスペースにいつも「ミルク粥」が山積みになっているそうで非常に勿体ないそうです。
Milchreisの炊き方
Milchreis の袋にはMilchreis の食べ方が載っています。
しかし、こちらの炊き方で炊くとミルク粥になってしまいますので注意してください!
普通のお米と同じように炊くことで、Milchreis を日本のお米のように食べる事ができます。
炊き方に関しては以前にご紹介しました記事をご覧ください。
Milchreis はそもそもお粥の為のお米なので、通常よりも精米がきつくかけてあります。
その為、洗米はいつもより優しく行ってください。
また、ヌカ臭さが残っていることも多いので、水が透き通るぐらいまで洗米した方が美味しく食べられます。
柔らかいお米がお好きな方は給水時間を、固めが好きな方は給水なしでもOKです。
炊飯の為のお水は・・・?
炊飯用のお水についてです。
ドイツの水道水は硬水です。
お米を炊くには向いていません。
お米を炊く時は、浄水フィルターなどを通した軟水で炊くとより美味しくなります。
我が家では長年愛用し続けているBRITAのピッチャータイプの浄水器を使っています。
Milchreisの選び方
日本のお米を手に入れるのは少し手間がかかりますが、Milchreis は一般のドイツのスーパーマーケットでの購入が可能です。
種類も豊富で、売り場でも何種類かのMilchreisを見つけることができます。
- BIO
- 一般のメーカー品
- PBブランド品
ドイツでも日本と同様PBブランドが人気で、大手スーパーマーケットはどこも自社ブランドを持っています。
Milchreis にもPBブランドの商品があるスーパーマーケットがいくつか存在しています。
さて、Milchreisを選ぶ時の一番のコツです。
BIOを恨んでいるわけではありません(笑)
もちろんBIOのMilchreisが一番高級品です。
ちなみにBIOのMilchreisのお値段は、通常のMilchreisの倍以上です。
おおよその値段のご紹介をします。全て500gのお値段です。
- BIOは2ユーロ〜3ユーロ
- メーカー品は1ユーロ〜2ユーロ
- PBブランドは50セント〜80セント
もちろん購入場所にもよりますが、BIOのお米は普通にドイツで日本米を購入するのと同じぐらいのお値段がします。
BIOのMilchreisの方が体にも良いものであることは間違いありません。
しかしMilchreisはそもそも「お粥」の為のご飯です。
その為、BIOのMilchreisは精米が丁寧にきつくかけられています。
お米の粒がかなり崩れていたり小さかったりするのです。
そして、そのまま炊くと「ボソボソ」の最高にまずいご飯が炊けます。
つまり、Milchreisを選ぶ時のコツの一つはこれです。
「精米がいい加減なお米」を選ぶにはどうしたら良いかといいますと、基本は「安いMilchreis」が精米がいい加減です。
結論です。
その中でも我が家の一押しはこれ一択です!
スーパーマーケット「EDEKA」のPBブランドMilchreis
これまで色んなお店とメーカーのMilchreisを試しましたが、ここのMilchreisが炊飯した時に一番日本のお米に似ています。
安いけど、そこそこ美味しいです!
自粛期間中、このMilchreisを手に入れることができず、日本米(1キロ4ユーロ)をアジア系マーケットで購入していました。
もちろん日本米の方がふっくら炊けるのですが、正直味の差は大きくは感じられませんでした。
我が家は丼物が好きなので、余計そう感じるのかもしれません。
ドイツで使える炊飯器について
炊飯器はどこで買える?
炊飯器は家電量販店や大型スーパーなら大体どこでも売っています。
ちょっとした生活家電を売るお店でも、たまに炊飯器を見かける事があります。
ちなみに、炊飯器はドイツ語で「Reiskocher」です。
「Reis」 → お米
「Kocher」 → 調理器具
そのまんまですね!
こちらでは、店頭ではなくネットで炊飯器を買えるサイトをご紹介します。
是非、お値段や商品の参考にしてみてください。
日本メーカーの物も購入可能ですよ!
お値段にはそれほど差がありませんが、時々セール品があります。
こまめにチェックしてみてください!
炊飯器は日本からもってくるべき?
結論から述べますと、今使っている炊飯器を日本から持ってくるのはあまりお勧めできません。
その理由はこちらです。
お使いの炊飯器が確実にドイツで使えるタイプの物であるのならば、持ってきても良いと思います。
しかし「海外対応」の炊飯器はほとんどの場合、日本国内で使用する事ができません。
どうしても持ち込みたいのならば・・・
新しく「海外対応」の炊飯器を購入 → 持ち込みましょう!
という形が一般的です。
「海外対応の炊飯器」は楽天などの専門店で購入可能です。
まとめ
まとめです。
- 日本のお米はアジア系マーケットで購入可能
- 一般スーパーマーケットで購入できるMilchreis を代替品として使える
- BIOのMilchreis は通常の炊飯には向いていない
- 炊飯器は現地でも購入可能
- 炊飯器を日本から持ち込む場合は必ず海外対応の製品を購入する
最後まで読んでいただいてありがとうございました!