今回は、ベルリンでの子供のお稽古事『スイミングプール』についてご紹介します。
我が家の子供達は二人揃って剣道を習っています。
しかし、上の子供は学校の先生からの紹介でスイミングスクールにも通う事となりました。
今回はそんなベルリンのスイミングスクール事情について、簡単にご紹介していきます!
目次
スイミングは強制?
日本でも、スイミングスクールは常に一番人気のお稽古事ですが、ベルリンでもそれは同じです。
ベルリンは海がない街ではありますが、室内温水プールはとてもたくさんあります。
街中にスイミングプールがあるのです。
ドイツ人は皆さん健康志向がとても高いです。
健康のためにみんなフィットネスジムに通ったり、スイミングプールに通う人が多いのが特徴です。
スイミングのお稽古は、子供にも大変人気があります。
常にベルリン市内のスイミング教室は予約リスト待ちの状態です。
人気スクールですと「入学1年待ち」なんていうのもよく聞く話となります。
というのも、ベルリンには、
という決まり事があるのです。
特に罰則があるわけではありませんが、スイミングができないと学校の体育の成績にかなり影響してきます。
そのため、早い段階で親も子供に水泳を習得させようと必死です。
というわけで、多くのドイツ人の子供達は幼稚園の頃からスイミングスクールに通い練習をします。
我が家の娘はすでに5年生の年齢ではありますが、残念ながら泳ぎが得意ではありません。
日本にいる時に短期集中のスイミングスクールに通いましたが、完全に習得までには至りませんでした。
泳げないのならばと、学校の担任の先生の紹介により、娘は週一回のスイミングスクールに通うことになりました。
娘の参加している水泳教室は学校の特別教室に該当しています。
しかし水泳教室は学校の施設内にあるわけではなく、近くの公共のスイミングプールにて教室が開催されています。
娘は高学年の為、午前の授業後に給食を食べた後、各自生徒だけで直接スイミングプールに向かいます。
低学年の場合は、給食後に校庭で集合し、先生の引率にてスイミングプールにやってきます。
タツノオトシゴバッチ
先ほども書いた通り、ベルリンに住む子供達は3年生までに何とか泳ぎを習得しなくてはなりません。
その内容は、この様になっています。
- 飛び込みをしたあと、顔上げ平泳ぎで25m泳げる事
- 水中のオブジェを拾える事
娘も「クロールなら少し泳げるのに・・・」と、最初は少しガッカリしてお教室に通っていました。
さて、無事に顔あげ平泳ぎにて25m泳げるようになると、「タツノオトシゴバッチ(Seepferdchen-Abzeichen)」という物がいただけます。
このバッチをつけることで、「私は平泳ぎで25m泳げます!」という証明になります!
日本とは違うちょっと変わった指導法
日本ですと、先生も生徒と一緒にプールに入り手取り足取り泳ぎを教える、というのが一般的です。
しかし、ベルリンのスイミングスクールの先生は通常プールには入りません。
平泳ぎができないうちの娘の場合は、手足の動きの指導をプールサイドでまず受ける事となります。
その後、腰と腕に浮き輪をつけ、ひたすら平泳ぎを泳ぐ!泳ぐ!泳ぐ!で練習します。
ベルリンの水泳指導法は
学ぶより体に覚えさせろ!
のようです。
お月謝は高い?安い?
スイミングスクールのお月謝は、生徒の年齢や入学コースによって様々です。
月々のお月謝の目安: 約30ユーロ から100ユーロ
どうしても年齢が低いとお月謝が高くなる傾向にあるようです。
ちなみに、我が家の娘の水泳教室は学校の特別教室に当たる為、お月謝は「無料」です。
水泳教室での持ち物は?
プールにもっていく持ち物は日本とほとんど変わりません。
【水泳の時の持ち物リスト】
- 水着
- タオル
- 水泳帽子
- ビーチサンダル
- シャワージェル(全身・髪の毛用)
- ドライヤー用の小銭
日本の水泳教室とちょっと違うのはシャワーを浴びる際のシャワージェル(石鹸・シャンプー)が必要というところでしょうか?
水泳の後はスイミングプールにてしっかりシャワーを浴び、洗ってから帰らなくてはいけません。
またゴーグルは使わないようで、娘も使用していません。
水泳帽子は日本から持参しておらず、水泳教室に参加が決まった時に慌てて購入しました。
水泳帽子がどこで買えるのかわからず困りました!
無事にショッピングモールのスポーツ用品店で発見し購入できました。
最後に
今回は、ベルリンのスイミングスクールについてご紹介しました。
お子さんを水泳教室に通わせたい方は、どうぞ時間に余裕を持って申込をおこなってくださいね!
スイミングスクールひとつとっても、日本とは違った側面が沢山あり、驚きの連続です。
最後まで読んでくださってありがとうございました!