Z会の中学受験講座ってどうなの?通常講座と比較してみました。

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Z会の通常の小学生講座と中学受験講座についてのレビューです。

我が家では始め小学生講座3年生を受講しました。
しかし小学生講座3年生が少し物足りなかったので、4年生の1年間中学受験講座を受講しました。

今回は『通常の小学生講座』と『中学受験講座』の比較についてまとめています。

Z会中学受験講座の学習量は?

Z会中学受験講座の学習量は、通常のZ会 小学生向け講座 にくらべて約3倍はあると思います。
とにかくかなり学習量が多いです。

小学生講座を半月程でで楽々こなしていた娘ですが、1、2ヵ月目に正直ギブアップでした。

ちなみに、中学受験講座は2月開講です。

そのため、

小学校3年4月から1月まで小学生講座を受講
  
小学校3年2月から、新小4年中学受験講座を受講

上記のように受講をしました。

開始した当時、娘は学童に通っており帰宅は大体6時頃でした。

小学生講座は紙ベースなので、学童で学習ができていました。
しかし、中学受験コースはタブレットを使用しての学習が主体となります。

そのため、家庭での学習のみとなり、とても娘の生活リズムではこなせなくなりました。

Z会中学受験講座の学習の大まかな流れとしては、

① タブレットで講義動画をみて、練習問題を行う。
② 単元ごとのドリルをタブレットで行う。
③ 国語、算数は月に2回、添削問題を提出。理科・社会は月に1回、添削問題を提出
④ 定期的にある学力テストに参加

このような流れになるのですが、特に算数は難易度が一気にあがり、とても1時間ではこなせませんでした。
学習の内容によっては、3、4時間かかることもしばしばです。

お稽古ごとのある曜日もあるので、週に学習できるのは日曜日を含めて4日。

これまでの生活リズムでは、とてもこなせる量ではありませんでした。

また通常の小学生講座では学習スケジュールを紙にシールをはって自分でつくります。
しかし、中学受験講座ではタブレットのアプリにスケジュールが配信されます。

もちろん変更は可能ですので、月始めにスケジュールを娘と相談しながら組み立てていました。

しかし、1日1単元こなしても日数が足りません!

これは困った・・・ということで、我が家で行った工夫を紹介しておきます。

Z会中学受験講座をこなす為の工夫

① スケジュールは私が手を出さず娘が自分で決める。

娘は月の始めに、集中的に国語・算数をやることにしていました。
こうすることによって、添削問題を月内に終われるようにしたそうです。

② 理科・社会は1日2単元やる。

Z会中学受験講座では国語・算数に比べ、理科・社会はボリュームが少ないです。
そのため理科と社会は集中して1日に2単元ずつこなしていくことにしました。

③ タブレットの練習ドリルは1日の勉強に含めない。

やれるときはやるけど、必須でやるのをやめました。

行うときは、空き時間や暇な時間にゲームのように3分と時間を決めて集中してやる!と決めました。
我が家では『高速チャレンジ』と名付けていました。

『高速チャレンジ』をやる時のコツです。

一瞬考えてわからないときは、即答えを見る。
そして最初からもう一回チャレンジして、満点がとれるまでやる。

追加で時々ですが、母も一緒にやって競争する!

親と競争というのは中々子供にとって励みになるようです。
わいわい言いながら勝った!負けた!と楽しくやっていました。

4年生になってから学童を卒業したというのも大きいのですが、割とこの工夫でなんとか全ての単元を1ヶ月以内にこなせるようになりました。

モチベーション維持の工夫は?

Z会中学受験講座の国語、理科、社会はともかく、算数は本当に難易度が高いです。
大人でも「???」と頭を抱えてしまう問題があることもしばしばでした。

Z会はご褒美ポイントとして、

  • 添削を出した時にもらえる「努力賞ポイント」
  • 「単元をこなす」「練習問題をとく」「タブレットのドリルをやる」ことによってもらえる「ぷちぽ」

この2種類のポイントを集めることができます。

努力賞ポイント

努力賞ポイントは集めることによって、色々な景品と交換できます。

これまで娘が交換したものは、シャープペン、クリスタル実験セット、図書カード、図書カード、図書カード・・・・です。

本好きの彼女にとっては図書カードが一番のご褒美のようです。
最近はもっぱら図書カードオンリーでした。

ぷちぽ

ぷちぽは貯めても特に何かと交換できるわけではありません。

ですが、ぷちぽの量によって小4講座では『日本全国の都道府県を進んでいく』というシステムになっていました。

ここで、全国の生徒がどの程度ぷちぽを貯めているのかが比べられるようになっています。

娘は努力賞よりも、この『ぷちぽ集め』にはまっていました。
キャンペーンでぷちぽ増量があると、我が家の「高速チャレンジ」を必死にこなしていました。

Z会中学受験講座では、色々こども心をくすぐる工夫がなされていると思います。

担任制について

小学生講座でもあるのですが、Z会は専属の担任の先生がつき、1年間アドバイスや面談や質問を受け付けてくれます。
定期的に面談のお知らせがタブレットに届き、そこに質問等を書いて送れるようになっています。

改善して欲しかった点

1年間、講座を受講し、改善をしてほしいなあ、と思うのは『添削問題』です。

紙の答案用紙に書いて送り、回答はタブレットで閲覧するのですが、やはりちょっと閲覧しにくいのです。
また、間違えた問題を把握しにくい為『やり直し学習が少々やりにくい』と感じました。

帰ってきたことに気がつかず、数ヶ月ほったらかしもしばしばありました。

やはり、勉強は「間違えを把握し、そこをできるようにする。」ことが一番大切です。
紙で送った答案は、紙で返して欲しいと感じました。

全体的な感想

Z会中学受験講座は評判通りの難易度、また学習量です。
しかし全てを確実にこなせば、確実に実力はついていく内容です。

算数にひぃひぃ言っていた娘ですが、そのおかげで学校の学習はものすごく楽になったと言っていました。
また、毎日学習する習慣が身についたので、そこがとても良かったです。

時間の使い方も、以前より自分で工夫して行うことができるようになりました。

\ Z会 公式サイト /

娘

今日は夜に遊びたいから、早起きしてZ会中学受験講座の学習してから学校に行く。

というような工夫も自分で行っていました。

小4のZ会中学受験講座は、まだまだ受験的な要素はそこまで高くありません。
そして、6年生までの勉強の網羅が主となっています。
そのため中学受験をしない家庭でも、先取り学習として取り入れることができます。

特にz会の通常講座が物足りないお子さんには非常におすすめです。

また我が家の場合、ドイツに移住するにあたって、今後日本の小学生の学力に追いつけないのではないかという懸念がありました。
Z会中学受験講座で先取り学習できたのは、とても良かったです。

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