英語で「おつかれさま」って何て言う?場面に合わせて使い分けよう!

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英語で「おつかれさま!」って言えますか?

「おつかれさま」は日本人がよく使う表現の一つですね。

でも「おつかれさま」の気持ちを伝えたい時、英語ではなんと言うとよいのでしょうか?

今回も「何て言うの?」の英語表現を一緒に考えていきましょう!

おつかれさま!を英語で言うには?

以前、年配の生徒さんにこんな質問をされました。

生徒さん

生徒さん

先生、英語で「おつかれさま!」ってなんて言うんですか?


さて、いきなりの難問ですね。

皆さんは何と言ったら良いかわかりますか???


正解は・・・・・

英語に「おつかれさま」の表現は無い!

が、正解です。


残念ながら、英語には「おつかれさま」にぴったりと当てはまる表現はありません。
どんな場面でも大体使える「おつかれさま」は本当に便利なのですが、とても残念です。


では、どうしても英語で「おつかれさま」を伝えたい時はどうしたらよいのでしょうか?


思い切って日本語でそのまま言ってみるのも良いかもしれません。

Otsukare-sama!

実は私がアメリカのロサンゼルスで働いていた時のことです。
この「Otsukare-sama!」が当時の職場で大流行しました。

当時、私は「おつかれさま」を表す他の良い表現が思いつかなかったのです。
それで、同僚にいつも「おつかれさま!」と日本語でいっていたのを真似される様になりました。

しかし、これは超極端な例なので一旦すみっこに置いておきます。

英語で正しく「おつかれさま」を伝えるには、まずシチュエーションを考えます。

どんな場面で?
どんな時に?
誰が誰に言ってる?

そして、これらをひとつひとつ考えていく必要があります。
それでは、今から順番に確認してみましょう。

シチュエーション1: 家族に言う

家族全員分の洗濯をしてくれたお母さんに・・・

ある夏の暑い日、お母さんが汗だくになって洗濯物を干していました。
あなたは部屋の掃除機をかけています。
洗濯物を干し終わったお母さんが、汗を拭きながらクーラーの効いた涼しい部屋に戻ってきました。

あなたはお母さんに

お母さん、おつかれさま!

と英語で声をかけたい時、なんと言ったら良いでしょう?

これは少し考えれば簡単です。
素直に感謝の気持ちを伝えれば良いのです。

おつかれさま!ありがとう!

の、「おつかれさま」の部分を削って、

Thank you, mom!(お母さん、ありがとう!)

と、声をかける事ができればバッチリです。

他にも「おつかれさま」を「ありがとう」に言い換えられるシーンであれば、

Thank you!(ありがとう!)

と、伝えて問題ありません。

趣味の英会話教室から帰ってきたお母さんに・・・

別の場面も見てみましょう。

お母さんは趣味で続けている週1回の英会話レッスンに出かけました。
2時間程してお母さんは帰ってきました。

お母さん

お母さん

疲れた。疲れたー!

おつかれさま!

さて、こんな場面の時は「おつかれさま!」は英語でどう表現したら良いでしょうか?

先ほど紹介した “Thank you!” では、少しおかしな会話になってしまいますね。

貴方がお願いして、お母さんに無理やり英会話教室に行ってもらっているのなら良いかもしれません。
でも、今回はそうではなく「お母さんが趣味として英会話教室に喜んで通っている」と考えてください。

このような場面での適切な表現です。

How did it go?(どうだった?)

直訳すると「それはどのように進んだの?」と尋ねる表現になります。

別に詳しく本当にどのように進行が行われたのか知りたくなくても、軽い気持ちで使って大丈夫な表現です。

もっと短く・・・

How was it?(どうだった?)

と、言っても大丈夫です。


尋ねられた側も「あれがこーで、こーなって・・」と、詳細な説明はせず、大体は一言で返します。

お母さん

お母さん

Not so bad.(まあまあかな)

または・・・

Great!(良かったよ。)

このように短く簡単に答えて会話が一区切りします。

シチュエーション2: 会社で使う

別のシチュエーションを考えてみましょう。
先ほどは親しい関係の間でよく使われる表現を紹介しました。

今回は上下関係の存在する会社での使い方を紹介していきます。

忙しい中手伝ってくれた同僚に・・・

貴方はとても忙しい会社で働いています。
忙しくて忙しくてとてもプロジェクトを一人で終わらせる事ができません。

そんな時、同僚の一人がお手伝いを申し出てくれました。
そしてようやく、そのプロジェクトを終わらせる事ができました。

仕事を終えお互いに声を掛け合うシチュエーションです。

同僚

同僚

おつかれさまです! 

おつかれさまです!

このような場面の時、「おつかれさま」はどう言ったらよいのでしょうか?

簡単に、”Thank you!” でも間違いではありません。
でも、もう少しきちんとお礼の気持ちを伝えたいと伝える方法を考えて見ましょう

このような場面では、次のような表現を使う事ができます。

Thank you! I really appreciate it! 
 (ありがとう!本当に感謝しています!)

この表現は”Thank you!”よりも少し丁寧な表現となり、目上の立場の人に対しても使う事ができます。

課題を終えた部下に・・・

もう少し違う場面も考えていきます。

少し目下の立場(部下や後輩など)の人に何か課題を与えたとします。
無事にその部下は課題を終え提出してくれました。
しかも、とても良い出来です。

貴方はその部下に対し「おつかれさま!」と労いたいと思っています。

このような場面では別の表現を使う事ができます。

That was a great job you did!(よくやったね!)

これは直訳すると、「あなたがやった仕事は素晴らしい仕事でしたよ。」と言う意味になります。

他の場面でも誰かを褒める時によく使われる表現です。

他にも・・・

You did it!(やったね!)

このように、もっと短く伝える表現方法もあります。

まとめ

今回は「おつかれさま」の代わりに使える表現をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか?

紹介した表現を是非シチュエーションに応じて使ってみてくださいね!

それでは、今回のまとめです。

「おつかれさま」を直訳した表現はない。
シチュエーションに応じて使い分けよう!

See you soon!
Have a good day!

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